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2023/06/08

生理について話そう

自分の生理について気がかりなことがありますか。それについて誰かに話したことはありますか。なぜこんな話をしようと思ったのかというと、自分も含めて、生理のトラブルをだれにも相談せずに、そんなものなのだろうと一人で納得して我慢している人が非常に多いらしいということが以前から気になっていたからです。

実は、私自身、生理のトラブルについて人と話したのは、初めての生理のとき、母に下半身を冷やさないようにといわれたことが最初で最後だったと記憶しています。(これと関係する生理のトラブルについては、別の機会にお話ししたいと思います。)

さらに身近な例を挙げると、私には娘が一人いるのですが、初潮の時、一応一通り話をしておかなきゃと思って話をしようとすると、いろいろ読んで知っているから大丈夫ということで話が終わってしまいました。ところが、彼女が大学1年か2年の時、突然電話で、ケア・パッケージで送ってくれたサプリメントで高校生時代から悩まされてきた生理のトラブルが解消したと言ってきたのです。

まず、寝耳に水だったのは、高校生の時から生理痛に悩まされていたということ。一緒に暮らしていて、まったく気が付かなかったのです。さらに驚いたのは、送ったサプリの中に生理痛を解消する作用のあるものがあったということ。とても重要な情報だと思ったので、体験談を書いて送ってくれるように頼んで、送ってもらったのが以下の体験談です。(娘は日本語は片言しか話さないので、英語の原文を私が日本語に訳したものが以下の文書です。)

生理痛がなくなりました!

私は薬草とかビタミンとかホルモンとか奇跡とかによる治癒はあまり信じないことにしています。それで、母がサプリ製品を次から次へと送ってくるようになったときも、無視して手を付けずにいました。プロゲステロン・クリームを使うようになったのはほんの偶然で、いつも顔に使っていたローションが切れてしまったからでした。ローションを買いに行くのが面倒だったので、ドレッサーの上で場所を取っていたプロゲステロン・クリームを使ってみることにしたのです。

1日に一回豆粒大のプロゲステロン・クリームを顔に塗りましたが、次の生理が始まるまではそれが黄体ホルモン・クリームだと言うことも忘れていました。私は高校時代から生理痛に悩まされていたのですが、それが全くなく、出血も塊りが少なくスムーズになっていました。次の月はプロゲステロン・クリームを時々しか使わなかったのですが、やはり生理痛は全くありませんでした。

それからしばらく使わずにいたら、また生理痛が戻ってきたので、今度は試しに生理中にプロゲステロン・クリームを使ってみたら、痛みを和らげることができました。

プロゲステロン・クリームを使った時に生理痛がなくなったのは偶然かも知れないとも思ったのですが、どうやら偶然ではなかったようです。

―大学生、18歳 

当時、いろいろサプリを送っていたのは、娘の顔に時々出るニキビが月経周期に関係しているように見えたからでした。月経周期に関係しているということは、ホルモンのバランスに関係しているかもと考えて、プロゲステロン・クリームと腸のクレンズに役立つ繊維のブレンドを送ったのです。娘が生理痛に悩んでいたことも、黄体ホルモンのサプリが生理痛を解消することも知りませんでした。

私がプロゲステロン・クリームのことを知ったのは、子宮全摘出の後の健康を回復維持するためでしたので、若い人の生理痛については全く視野に入っていませんでした。

生理のトラブルといえば、生理痛と重い生理が最もよく聞くトラブルですが、他にもあります。それらについては次回に取り上げたいと思います。

黄体ホルモン補充については「黄体ホルモン補充の基礎と経験的治療」で詳しく説明しています。